ドバイ出張を目前に控え、物理的な準備と並行して進めているのが「仕事の準備」です。ありがたいことに案件は順調に増えており、最近はWEBサイトの英訳依頼が立て続けに舞い込んでいます。
英語環境にいたのは数年前。シンガポールやドイツでの生活経験はあるものの、コロナ禍で日本に拠点を戻してからは、日常的に英語を使う機会は減っていました。完全に人力だけで翻訳をこなすのは正直厳しい。そこで力を借りているのがAI翻訳ツールやチェックツールです。
✈️ 航空券・ホテル・バッグなど、物理的な準備についてはTRAVELカテゴリでまとめています。こちらも合わせてご覧ください。
この記事では、「出張1週間前には納品完了する」というマイルールのもとで実践している翻訳ワークフローをまとめます。AIをどう取り入れ、どう人力で補うか。忙しい中でも納期を守りつつ、質を担保する方法を共有します。
出張前に翻訳を終わらせるべき理由
出張に出ると現地の予定は朝から晩までぎっしり。打ち合わせ、イベント、会食…。パソコンを開ける時間があっても、頭は完全に現地の仕事モード。翻訳のように集中力を要する作業を挟む余裕はありません。
そこで私が決めたのは、「出発の1週間前には必ず納品」するというルール。
これによって:
- 出張中に納期に追われるリスクを避けられる
- クライアントに安心感を持ってもらえる
- 現地の経験に全力で集中できる
翻訳案件を前倒しで仕上げることは、ただのタスク処理ではなく、出張そのものをより充実させるための投資でもあるのです。
物理的な準備についても同じで、出張1週間前に整えておくと安心。詳しくは ホテル選びの記事 で触れています。
案件が増えるほど重要になるタイムマネジメント
WEBサイトの英訳案件は、意外と細かいタスクが多い仕事です。
- 本文の翻訳
- 見出しやボタンなどUI要素の翻訳
- SEO関連(タイトルタグ・メタディスクリプション)の翻訳
- WordPress多言語化プラグインを使った実装
- レイアウト崩れの最終チェック
こうした作業を複数案件同時に進めるとなると、納期管理は必須。ありがたいことに案件が増えている今こそ、「時間の使い方をどう最適化するか」が大きなテーマになっています。
私は、案件を「1日=1ページ完了」などの小さな区切りに落とし込み、進行状況を可視化するようにしています。目に見える形で進むと達成感もあり、出張準備の焦りも和らぎます。
AI翻訳を活用して効率化する
いまの翻訳作業に欠かせないのがAI翻訳です。私はまず DeepLやGoogle翻訳で下訳をつくり、そこから人力でニュアンスを調整しています。
AIを活用するメリットは:
- 時短:数ページ分を一気に下訳できる
- 用語統一:同じ言葉がバラバラに訳されるのを防げる
- 辞書代わり:業界特有の言い回しを確認できる
ただし、そのままでは機械的すぎたり、不自然な英語になってしまうことも少なくありません。そこで登場するのが相棒ツール「Grammarly」です。
Grammarlyで自然な英語に整える
私が昔から愛用しているのが Grammarly。シンガポール時代の友人に教えてもらって以来、長文チェックの相棒です。
特にいまの私のように 英語環境から離れていると、「これでいいのかな?」という不安がつきまとうもの。そんなとき、Grammarlyは文法だけでなく「自然な言い回し」まで提案してくれるので非常に助かります。
- 文法ミスを自動で指摘
- 書き直し候補を即提示
- 文体をフォーマル/カジュアルで調整可能
AI翻訳で作った下訳をGrammarlyに通すと、グッと自然な表現に近づきます。最終的には自分の感覚で微調整し、クライアントに納品できるレベルに仕上げています。
WordPress多言語化を含む案件のフロー
翻訳だけでなく、WordPressでの多言語化実装まで任されるケースもあります。その場合の進め方は以下の通り。
- サイト構成の把握
メニュー、固定ページ、投稿数を整理。 - 翻訳対象のリストアップ
SEO要素(タイトルタグ・ディスクリプション)も忘れずに。 - AI翻訳+Grammarlyで仕上げ
効率化しつつ精度を高める。 - WordPressに実装
WPMLやPolylangなどのプラグインを活用。 - 最終チェック
文字数や改行によるデザイン崩れを確認。
これらをステップごとにクリアすれば、納期前に安定して仕上げられます。
出張1週間前に納品するための工夫
出発直前にバタバタするのは避けたいので、逆算思考でタスクを組み立てています。
- 納期=出発の1週間前
- 翻訳作業=1日ごとに小分けして完了させる
- 午前中の集中力が高い時間帯に翻訳を充てる
- 午後はクライアント対応やチェック作業に回す
こうして仕事の「重い部分」を早めに片づけることで、精神的にも余裕を持って荷造りや出張準備に臨めます。
荷造りや持ち物については、バッグ選びの記事 にまとめています。
出張後につながる学び
翻訳案件を出張前に終わらせることで、現地ではリアルな英語表現に触れる時間が確保できます。会議や会話で得た言い回しを次回の案件に活かすことで、スキルアップにもつながります。
出張準備とは「荷物を詰めること」だけでなく、仕事の荷物を減らすことでもある。余裕を持って臨むことで、新しい経験や学びを吸収する余白が生まれるのです。
まとめ
- 案件が増えている今だからこそ、タイムマネジメントが必須
- 出張1週間前には必ず納品を終えるルールを設定
- AI翻訳+Grammarlyで効率化し、自然な英語に仕上げる
- WordPress多言語化まで含む案件はステップを踏んで確実に進める
- 出張前に翻訳を片づけることで、現地での仕事と学びに集中できる
出張に向けて仕事を整えることは、単なるタスク処理ではなく、未来への準備そのもの。
「余白を残して旅立つ」ことで、現地でしか得られない発見をしっかり受け止められる気がしています。
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