自分の性格タイプを武器にする:INTPで挑んだ海外暮らしと仕事の選び方

自分の性格タイプを武器にする:INTPで挑んだ海外暮らしと仕事の選び方
目次

INTPの特徴とは?論理型の強みと弱み

MBTI診断で出てくる16タイプの中で、INTPは「論理学者」タイプと呼ばれます。

  • I(内向型):ひとりで過ごす時間から回復する
  • N(直感型):抽象的な概念や未来の可能性を重視
  • T(思考型):感情ではなく論理で判断する
  • P(知覚型):計画より柔軟性を優先する

つまりINTPは「考える力」が抜群で、ひとりでアイデアを膨らませ、柔軟に動くのが得意です。

ただし、

  • ルーチンや管理業務が苦手
  • 決断を先延ばしにしがち
  • 社交の場で消耗しやすい

といった弱点も。私自身もまさにこのタイプで、「考えるのは好き。でも細かいことは苦手」という自覚があります。

INTP-AとINTP-Tの違い

同じINTPでも、さらに A(自己主張型)T(慎重型) に分かれます。

INTP-A(自己主張型)の特徴

  • 自信があり、自分の判断を信じやすい
  • 失敗しても立ち直りが早い
  • プレッシャー下でも比較的冷静

INTP-T(慎重型)の特徴

  • 自分に厳しく、完璧を求めがち
  • 不安を原動力に努力できる
  • 他人の意見や環境に左右されやすい

私はINTP-A寄りで「衝動的に動く」タイプ。勢いでシンガポール移住を決め、次はドイツへ渡ったのも、A型の特徴そのものだと思います。

一方で、INTP-Tの人ならもっと計画的に行動できるため、違う形で安定した成果を出せるでしょう。

INTPに向いている仕事・キャリアの特徴

INTPの特性を考えると、以下の分野と相性がいいです。

  • リサーチ・分析系
    (市場調査、研究、データ分析)
  • ITや技術系
    (プログラミング、開発、AI関連)
  • クリエイティブ系
    (デザイン、ライティング、翻訳)
  • 柔軟な働き方
    (フリーランス、リモートワーク)

逆に、マニュアル通りのルーチンワークや厳格な上下関係の職場は消耗しやすいかもしれません。

私自身も「自由度の高い環境じゃないと続かない」と痛感し、フリーランスという道を選びました。

INTPと海外暮らしの相性

「INTPは海外生活に向いているのか?」と疑問を持つ人も多いでしょう。

結論から言えば、向いている部分と苦労する部分の両方があると感じます。

向いている点

  • 異文化や新しい環境に柔軟に対応できる
  • 言語や習慣を「観察」として楽しめる
  • 社交的でなくても、個人プレーで乗り切れる

苦労しやすい点

  • 曖昧な人間関係や空気を読む場面が多いと疲れやすい
  • 決断を先延ばしにして、ビザや契約の期限で焦る
  • 引っ越しや事務手続きなどルーチン業務が大の苦手

私自身もシンガポールやドイツで暮らしてみて、「環境が変わること自体は楽しめるけど、細かい事務手続きで消耗する」のが典型的なINTPらしい弱点でした。

実体験:INTPで挑んだ海外暮らし

シンガポールでの現地就職

会社員時代から「もっと広い世界で働きたい」と思い続けていた私は、シンガポールで現地就職を果たしました。

内向型の私は最初、人付き合いで苦労もしましたが、ロジカルな提案や問題解決の姿勢は評価されやすく、仕事面では順調でした。

ドイツでフリーランスビザを取得

次に挑んだのは、ドイツでのフリーランス移住。
現地でビザを取るには「企業との契約」が必須で、私は 現地案件+日本のリモート案件の二軸 で収入を得ました。

  • 異文化や新しい環境を「観察」として楽しむ
  • 既成概念にとらわれず新しい働き方を試す

これは、柔軟性と好奇心が強いINTPならではの強みだと感じます。

フリーランスという選択とINTPの相性

コロナ禍で帰国後、日本で正社員に戻る選択肢はありませんでした。
私が選んだのは 派遣+リモート案件の組み合わせ

派遣で時間を確保しつつ、自分のやりたいことに取り組む——この方法が正解でした。
その後は完全にフリーランスへ移行し、Web制作や翻訳を軸に仕事を続けています。

英語力や集中力の波が課題になることも多いですが、私はAIツールを組み合わせることで補っています。
👉 詳しくは 海外出張前にAI翻訳で仕事を片づへる話をご覧ください。

INTPにフリーランスが向く理由

  • 興味に従って案件を選べる
  • 新しいスキル習得が苦にならない
  • 場所に縛られない働き方が可能

ただし、弱点である「計画性のなさ」を補う工夫は必須です。
私はAI翻訳やGrammarlyを導入して効率化し、納期を守れるよう仕組みを整えています。

INTPが海外やキャリアで成功するためのポイント

ITNPが生きやすく、キャリアで成功するためのポイントをまとめてみます。

  • 強みを意識して伸ばす
    (論理力・好奇心・柔軟性)
  • 弱みはツールで補う
    (AI翻訳、タスク管理アプリなど)
  • 小さく試すことから始める
    (副業や短期留学など、環境を試す)
  • A型・T型に合った戦略を取る
    (A型なら大胆に挑戦、T型なら計画的に積み重ね)

まとめ

INTPの特徴について、実体験も踏まえてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

  • INTPは論理的・柔軟だが、計画性に弱みがある
  • INTP-Aは挑戦的、INTP-Tは慎重型
  • 向いているのは、研究・IT・クリエイティブ・自由度の高い働き方
  • 海外暮らしやフリーランスはINTPの強みを活かせる
  • ツールを使って弱点を補うことで可能性が広がる

INTPは「枠にとらわれない生き方」を実現しやすい気質です。
弱点を上手に補えば、自分らしいキャリアを切り開けます。

私自身、INTPという特性を理解し「武器」としたことで、海外移住やフリーランスに挑戦できました。

同じように悩んでいる方も、「どう直すか」ではなく「どう活かすか」に目を向けてみてはいかがでしょう。きっと、自分らしい働き方や生き方のヒントが見えてくるはずです。

あわせて読みたい|INTPの働き方や海外経験に関連する記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

PROFILE

海外暮らしを経て、現在は日本を拠点にフリーランスとして活動しています。

会社員時代は有休を駆使して、2ヶ月に一度は海外へ。やがて短期旅行では満足できず、シンガポールやドイツでの生活にも挑戦しました。

その経験から気づいたのは、「好きなことを続けるには、自由を支える仕組みが必要だ」ということ。

いまはWebサイト制作と翻訳を軸に収入を得ながら、旅・働き方・投資を通じて、「自分軸で世界を生きる」ための実践的なヒントをお届けしています。

目次